https://youtu.be/aGvqMW4aAUc?si=gOXWjg2zfxiw-77b
上の動画は,日本人が英語が不得意な理由を,農業の違いから解説したものだ.曰く,米社会と小麦社会では,その農作業の方法によって,国民性に違いが生じるらしい.
一般的に米社会は集団中心的な傾向があるが,これは,稲作が多量の水を必要とするため,川から水路を作って水を引くという集団の力を必要とする工程があったためであるそうだ.
一方で,小麦の生育には多量の水を必要とせず雨水で十分なため,農作業は個人単位のものであって,個人主義的な性格が淘汰されなかったことが今日の小麦社会の個人主義的な傾向に繋がっているとのこと.
実際,このような集団主義or個人主義 という国民性の違いを説明するツールとして農業形式を用いるような研究は過去にもたくさんあったらしく,米社会は包括的,関係的,集団的な思考を持つ傾向があるのに対して,小麦社会の人間は個別的,切り分け型,個人的な思考をもつ傾向があるそうだ.
とはいえ,性格の違いには宗教や,遺伝子,天候,歴史的背景などの様々な要因が複雑に絡み合っており,日本と欧米を単純比較して性格の違いの大要因を農業形式の違いに求めようとするのは早急であった.
そこで中国である.
中国の南は気温が高く降雨量が多いため,日本と同様に稲作が中心である米社会であるが,北部に関しては気温が低く乾燥しているため小麦社会である.また,それ以外の特徴に関しては,同じ中国人で基本的に共通している.それゆえ,中国の南北における性格の違いを分析することで,性格の違いを農業形式に求めることができると考えられ,実際に南部が集団的な傾向,北部が個人主義的な傾向があることがさまざまな実験によって示されている(中国語では実際に北部の人間の性格を表す言葉に”直爽”という言葉もある)